まず株式会社1(東郷 淳)の基本情報を確認しましょう。
この会社は2024年4月に登記されたばかりの新規企業で、運営実績は乏しいと見受けられます。本社所在地は東京都千代田区飯田橋の賃貸オフィスビルであり、まだ本格的な事務所を構えるまでには至っていないようです。
事業内容としてはウェブサイト制作、パンフレット・チラシ作成、動画制作と謳っていますが、宣伝している「副業コンサルタント」業務については一切明記されていません。
設立したばかりの会社が副業関連のコンサルティングを行うのは不自然であり、何か別の裏事業を営んでいる可能性が高いと推測されます。
実際、株式会社1は「画像をタップするだけで簡単に収入が得られる」と宣伝していましたが、その実態は一般的なネット物販(転売)の仕事でした。
つまり、安く仕入れた商品をオンラインで高値で売る、いわゆる「せどり」ビジネスを指し示していたのです。
この点で、宣伝内容と実際の業務内容が大きく食い違っており、あからさまな虚偽の宣伝と評さざるを得ません。
物販自体は合法的な営みですが、見せかけの仕事ぶりと大々的な誇大宣伝は、消費者を惑わせる悪質な手口であることは間違いありません。
ネット物販は確かに副業として ガチな方法の一つではありますが、それを「画像タップだけ」と極端に単純化して宣伝するのは、あまりに歪んだ実態の伝え方であり、消費者を誤解させかねません。
さらに深刻なのが、この会社では高額な契約プランを強要し、消費者金融から借金をするよう勧めているケースが多数報告されていることです。
プラン料金は最安でも10万円以上、高額なものでは300万円を超える設定となっているそうです。
こうした金額は一般の副業収入を上回る高額な投資が必要となり、リスクが高すぎます。このような高額な費用を払わせるため、アコムやレイク、プロミスなどの消費者金融から借り入れをするよう勧誘しているとの証言が複数存在します。
会員に借金を勧めるという非常識な行為は、到底正規の事業者があってはならない暴挙であり、論外です。
借金をすれば返済の義務が生じ、場合によっては自身の資産や信用を失うリスクがあります。
金融庁は消費者金融の利用については注意を促しているところですが、株式会社1はそうした趣旨からも逸脱した勧誘を行っているのです。
さらに、プランの契約を断った会員や、借入審査が通らなかった会員に対して、社員から暴言を浴びせたり、失礼な態度をとっているケースも報告されています。
「頭が悪い」「アホ」といった暴言を吐かれた被害例もあります。金にならない客には横柄な態度をとる、典型的な悪徳業者のふるまいがそのまま現れています。
お金を払わない客を袋叩きにするあまり、人格を傷つけるような言動に及んでいるようです。
正規の事業者であれば、断られた場合でも冷静に対応し、お客様に失礼のない態度を心がける必要があります。しかし株式会社1はそうした最低限のマナーさえ欠如しているのが実情です。
また、プランの解約に関しても問題があります。中途解約は可能となっていますが、その際の解約手数料が40%から50%と、異常なほど高額に設定されているのです。
さらに、払い戻し手続きが滞り、「なかなか返金に応じてもらえない」という会員の声も散見されます。
単に金を搾り取ることだけが目的で、お客様本位のサービスは構築されていないのが実情でしょう。
中途解約時の手数料は合理的な水準に抑えるべきですし、返金手続きも迅速に対応できるよう体制を整備する必要があります。
しかしそうした基本的なユーザー対応さえ怠っている様子がうかがえ、サービスの質の低さが目立ちます。
以上のように、株式会社1の業務内容と運営体制は極めて信頼できるものではありません。宣伝と実態の乖離、高額な契約プランの強要、借金の勧誘、暴言の響き、返金の滞りなど、さまざまな問題点が指摘されています。
こうした事実を踏まえれば、この会社はお客様への配慮を欠いた、悪徳業者の可能性が高いと判断できるでしょう。このような会社と関与を持つことは避けるべきであり、被害に遭わないよう十分な注意が必要です。
特に、消費者金融からの借入を検討する際には、慎重に判断する必要があります。高額な借金を負うリスクを冒してまで、不確かな収益が約束されるサービスに手を染めるべきではありません。
株式会社1の提供するサービスの内実を見極め、被害に遭わないよう対策を講じることが何より重要なのです。
不当な勧誘や虚偽の宣伝に惑わされることなく、冷静な判断を下せるよう心がける必要があります。
一見、魅力的な話に聞こえても、裏に企む悪質な意図を見逃さないよう注意を払いましょう。
消費者としての権利を守り、自身の資産を守ることが大切です。株式会社1のような疑わしい業者からは手を引き、健全な事業者の利用に徹することを強く推奨いたします。
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