ライフコンシェルジュ(現VRバンク)は、一見するとただの会員制サービス事業に見えますが、実態はマルチ商法。
その手口は次のようなものです。まず先行会員と呼ばれる”セレソン会員”を高額な費用で募集します。セレソン会員になるには1口99,000円の費用が必要でした。
しかもこの金額は年々値上がりしており、将来的に10万円を超えるのではないかと危惧されていました。
(もし10万円もの大金を用意するのであれば、3~5万円で情報商材を購入。それで副業でネット事業を実践。MLM以上により堅実なる月100万円を私は稼げると思います)
セレソン会員が一定数集まった後、一般会員の募集が開始されます。この一般会員から徴収した会費の一部が、セレソン会員への”配当金”として支払われるシステム。
セレソン会員が多くの一般会員を勧誘できれば、それだけ多くの配当金を得られる仕組み。まさに典型的なマルチ商法の手口ですね。
(全国福利厚生共済会の事例を、私が出すまでもなく、99%の人は稼げぬまま意気消沈)
2022年6月30日にセレソン会員の募集は終了。同年10月1日から一般会員の募集が開始されました。
しかし、一般会員募集の開始は当初の予定から2年近く遅れており、その理由がセレソン会員の集まりが思わしくなかったからではないかと臆測されていました。
さらに一般会員募集が始まると、ライフコンシェルジュの勧誘方法が次第に”怪しく”なってきたと指摘されるようになりました。
これは、そもそも論になりますが、コンシェルジュアプリ、コンシェルジュペイ(CPay)はオワコン。私が助言をするまでもなく、使えぬサービスを利用する人はおりません。
勧誘する側に純粋に良い商品を宣伝する人々と、副業として利益目当てで過剰な勧誘を繰り返す人々が混在していたためです。
一般消費者からすれば、そうした勧誘は不審に映るのが無理はありません。
岡本公功さんの経歴は虚偽!?
ライフコンシェルジュの噂もオワコンですが、代表者である岡本公功(キミノリ)さんの噂をオワコン。ネット上には山積。
・経歴が怪しい
(ドラクエやFFなどの開発に関わり、エンディングに名前は出た!?)
・火災保険詐欺を解約させて、会員を募る
・持続化給付金を不正に受給してた
このような感じで、悪辣な噂は多く、まじオワコンな感じ。
確かにこれらは噂の範疇に過ぎませんが、噂が次々と出るということ自体が不自然であり、何らかの火種があったことは想像に難くありません。
6ヵ月も業務停止命令を受けました
実際、ライフコンシェルジュは令和4年8月から半年間の業務停止命令を受けています。これは兵庫県から特定商取引法違反の疑いがあるとして命じられたものです。
ライフコンシェルジュは、アプリの会員登録を求める際に確実に利益が出ると誤解させるなど、不当な勧誘や契約を行っていたと指摘されています。
(基本“確実”と謳う儲け話に全うな案件はありません。これはMLM以外も同じ。実際スターモバイル(旧クジラモバイル)もオワコン間近)
また、最近だとポンジスキーム(投資詐欺)であるRFI投資でやられた人は多め。
そして、重要事項に関して虚偽の情報提供。要は不実告知を行っていたとも問題視されたのです。
マルチ商法自体が違法というわけではありません。しかし、ライフコンシェルジュの行為は適切なものではなく、消費者を誤解させかねない危険な営業手法であったと捉えられています。
法令違反に問われたのも無理からぬことでしょう。一般消費者からは”怪しい”と見なされがちなのも事実です。
ライフコンシェルジュ自体は現時点で詐欺事件に巻き込まれてはいません。しかし、その背景にはマルチ商法に内在するリスクがあると考えられます。
副業としてマルチ商法を選ぶ際は、多角的に検討する必要があります。商品やサービスの満足度が高ければ別。
しかし、ライフコンシェルジュの場合、提供するサービスの内容は「出張・帰省の宿泊予約や会食のお店探しなど、暮らしに関する悩み・困り事を秘書のようにサポートする」。
現代社会にあってこうしたサービスへのニーズがどれほどあるのか、その需要の高さは疑問視されています(ニーズ以前にサービスの質は完全に終わってる)
そして、行政処分を受けた企業のサービスを選ぶメリットは乏しいと言わざるを得ません。副業として収入を得られる見込みはガチで低いと判断せざるを得ません。
まとめ
リスクとデメリットが上回る可能性が高いと考えられますので、ライフコンシェルジュへの参加は辞めるべし。
マルチ商法には様々な落とし穴が潜んでおり、合法と違法の境界線があいまいなだけに、トラブルに巻き込まれるリスクも決して低くはありません。仮に既に参加していた場合は、退会を真剣に検討する必要があるでしょう。
マルチ商法は一般に”怪しい”と見なされがちです。その点で、ライフコンシェルジュもマルチ商法の手口を用いている以上、同様の視線を向けられてしまうのは避けられません。
儲かる見込みが低いだけに、リスクを冒すメリットは乏しいと言えます。
ライフコンシェルジュ(現VRバンク)への参加は得策ではありません。参加を控えるか、すでに参加済みであれば早期の退会を検討するべきでしょう。
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