物販ONEは、かずくんこと森谷和正が運営する物販ビジネススクールです。Amazon、メルカリ、eBayなどのプラットフォームを使った物販(せどり)のノウハウを教えると謳っています。スクールは3つのコースに分かれており、その内容と費用は以下の通りです:
スタンダードコース:54.8万円(税込)
プライベートコース:82万円(税込)
プレミアムコース:172万円(税込)
各コースでは、情報共有グループへの参加、質問専用グループへの参加、物販ゼミ(Amazon部門、アパレル部門、eBay部門)、物販ONE教材、Zoomコンサル、週1グループコンサル参加権利、事務所利用権利、オフ会参加権利、稼げるまで永久サポートなどが提供されるとしています。
プライベートコースとプレミアムコースでは、個別進捗管理、個別質問・個別仕入れ相談、個別Zoom・通話対応などの追加サービスが含まれています。
かずくん(森谷和正)の経歴
物販ONEの主宰者であるかずくん(森谷和正)は、2018年に物販を開始し、翌2019年10月に株式会社Smart Lifeを設立、同時に物販スクールを創設したとしています。会社の業績については、1期目の年商3000万円、2期目の年商1.2億円で粗利1億円ほどと公表しています。
また、SNSの合計フォロワー数が27万人ほどおり、出版した本がTSUTAYA、有隣堂の東京書店でビジネス書ランキングNo.1を獲得したとのことです。さらに、東京都のローカルテレビ局であるTOKYO MXの番組にも出演した経歴があります。
しかし、物販を始めてから1年足らずでスクールを創設している点や、テレビ出演が自主的に応募できる番組であった点など、経歴の実質的な価値には疑問が残ります。
物販ONEの問題点
1. 高額な参加費用
最も安価なスタンダードコースでも54.8万円、最も高額なプレミアムコースに至っては172万円という費用が必要です。これは多くの人にとって非常に高額な投資であり、リスクが高いと言えます。
2. 経験の浅さ
かずくんが物販を始めてから1年足らずでスクールを開始している点は、十分な経験とノウハウの蓄積がないのではないかという疑念を抱かせます。
3. 段階的な誘導
YouTubeの広告から無料のLINE登録、そして59,800円の「物販ゼミ集中講座メルカリコース」を経て、最終的に高額なスクールへと誘導される仕組みになっています。これは、徐々に投資額を上げていく典型的な販売手法です。
4. 広告の過剰さ
YouTubeで大量に広告を流していることに対し、多くのユーザーが「うざい」「気持ち悪い」といった否定的な印象を持っています。
5. 無料コンテンツの質
無料で提供される動画コンテンツが、実質的な物販講座とは言い難い内容であるという指摘があります。
口コミと評判
インターネット上では、物販ONEとかずくんに関する否定的な評判や口コミが多く見られます。以下はその一例です:
Xでは以下のような投稿が見られました:
「下のYouTubeで流れる広告で、安く仕入れてAmazon、メルカリで売る方法を無料で教えると有ったから登録したら、自己紹介と概要ばかりの動画で、その動画からまた、無料のセミナーへの誘導。最終的に高額スクールの誘導だった。#かずくん #物販」
また、別のユーザーは次のようにコメントしています:
「かずくんの広告、本当にうざい。毎回スキップするのが面倒。物販で稼げるなら、なぜそんなに必死に広告を打つ必要があるの?」
これらの口コミから、物販ONEとかずくんに対する不信感や警戒心が広がっていることがわかります。実際に利益を得たという報告はほとんど見られず、むしろ高額なスクール費用や強引な誘導方法に対する批判が多く見られます。
専門家の見解
物販ビジネスの専門家は、物販ONEのようなスクールに対して警鐘を鳴らしています。ある専門家は次のようにコメントしています:
「物販ビジネス自体は決して悪いものではありませんが、高額なスクールに参加する前に、まずは自分で調査と実践を行うことをお勧めします。Amazon、メルカリ、eBayなどのプラットフォームは、個人でも十分に利用可能であり、基本的なノウハウは無料で入手できる情報も多いです。数十万円から百万円以上するスクールに参加する前に、まずは少額から始めて、自分のペースで学んでいく方が賢明です。」
また、消費者保護の専門家は以下のように述べています:
「物販ONEのような高額なスクールには要注意です。特に、無料コンテンツから徐々に高額なコースへと誘導していく手法は、典型的な販売テクニックです。物販ビジネスで本当に稼げているのであれば、そこまで積極的に生徒を募る必要はないはずです。また、スクール主宰者の経験が浅い点も懸念材料です。消費者は冷静に判断し、高額な投資を行う前に十分な調査を行うべきです。」
まとめ
以上の調査結果から、かずくん(森谷和正)の物販ONEは非常に慎重に検討すべきスクールであると結論づけられます。物販ビジネスで稼げるようになるという魅力的な謳い文句の裏には、多くの疑問点と潜在的なリスクが隠されています。
特に以下の点が重大な問題として挙げられます:
1. 非常に高額な参加費用
2. スクール主宰者の経験の浅さ
3. 段階的な高額コースへの誘導
4. 過剰な広告展開
5. 無料コンテンツの質の低さ
6. 否定的な評判と口コミの多さ
これらの問題を考慮すると、物販ONEへの参加は慎重に検討する必要があります。
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