ジーニアスブラックボックスはFXの投資詐欺?(誰もが夢の年収3億円を稼ぐ)

クロスリテイリング株式会社山口孝志氏が手掛ける新商材「ジーニアスブラックボックス」は、極めて疑惑の多い案件であると言わざるを得ません。

この商材は、FXの自動売買ソフトウェア(EA)を販売するものですが、その宣伝文句は誇大な上に、実際の実績や成果については不透明な部分が多く、信ぴょう性に欠けています。

商材のランディングページでは、
「100万円が22億円に」
「10万円が18億円に」
「5万円が17億円に」
といった驚異的な数字が掲げられています。

しかし、よく見ると、これらの数値はあくまでシミュレーション上の「バックテスト」の結果に過ぎず、実際の市場運用を反映したものではありません。

バックテストとは、過去のデータを基に自動売買ルールの有効性をテストするものですが、データの選び方などによって結果を操作することも可能です。

つまり、これらの驚くべき収益数字は、決して実際の運用成績を保証するものではない疑いがあります。

実際に信頼性を評価するには、過去データではなく、リアルタイムの市場における「フォワードテスト」の結果が重要です。

しかし、クロスリテイリング社は、そうしたリアルな成績を一切公表していません。

LPには、エントリーポイントや決済ポイントを示したチャートも掲載されていますが、こちらも後から任意のポイントを打ち込めば作成できる可能性があり、信ぴょう性に欠けます。

実際に億万長者を生み出すようなEAであれば、運営者自身がそれを独占的に使えば良いはずです。商品として販売する必要はないはずなのです。

さらに、このEAの取引ロジックについての詳しい説明もなされていません。

つまり、提示されている成果報告の信頼性にも疑問符がつきます。このように、クロスリテイリング社とその代表の山口孝志氏は、過去に不審な行為や事件が多数指摘されており、今回の商材にも疑念を抱かざるを得ません。

実際にこの商材に登録してみると、最初は電子書籍や動画でEAの素晴らしさをアピールし、クイズで正解者全員に100万円をプレゼントすると持ち掛けてきます。

これは典型的な「プロダクトローンチ」と呼ばれる手法で、製品販売に先立ち広範な顧客基盤を築こうとするものです。

そして、最終的にはEAそのものの販売に至り、価格は20万円から40万円程度と予想されています。

しかし、クロスリテイリング社の過去の実績を見れば、その価値については大いに疑問視せざるを得ません。

「数億円を自動で稼ぐ」といった誇大な約束は、あくまで射幸心をくすぐる無根拠なキャッチフレーズに過ぎません。

消費者は、このような甘い言葉に惑わされることなく、商品の本当の価値をよく吟味する必要があります。

もし本当にそれだけの価値があれば、EAを販売するよりも運営者自身が独占的に利用するはずです。

高額な費用を支払った結果、失望するだけに終わる可能性が高いのです。

クロスリテイリング社は、過去にも集団訴訟を起こされる事態に発展したこともあり、代表の山口孝志氏は脱税で実刑判決を受けるなど、不祥事が多発しています。

そうした悪評の絶えない企業が販売する高額商材に、一体どれだけの価値があるでしょうか。冷静に判断し、期待値に見合うかどうかを慎重に検討する必要があります。

FXの自動売買で簡単に億万長者になれるなどということはあり得ません。

そんな甘い話に乗ってしまえば、結局のところ運営者の懐だけが肥え、消費者が失望と損失を被るだけに終わりかねません。

投資やトレードには一定の知識と経験が求められます。完全放置で大金を得られるなどという有り得ない話に惑わされてはいけません。

投資や副業案件には、つねに冷静な目を持つ必要があります。夢のような甘い約束に胡

乱を言わされ、無駄な出費をしてしまっては元も子もありません。

丁寧に事実関係を見極め、本当に自分にとって価値があるかどうかを吟味した上で、判断を下すべきです。

そうすれば、ジーニアスブラックボックスのようなどうしようもない案件に手を出すこともなくなるはずです。

FXなどの金融商品は、簡単に資産を築けるようなものではありません。

努力と経験の積み重ねこそが、本当の成功への道しるべとなるのです。

その点で、完全自動で億万長者になれるなどという誇大な宣伝は、虚偽の可能性が極めて高いと言わざるを得ません。

そういった甘い誘惑に乗せられることなく、常に冷静な判断力を持ち続けることが重要なのです。

投資や副業には、確かに大きなリターンが期待できる可能性もあります。しかし、リスクも同様に大きいのが実情です。

そのリスクを的確に見極め、自分の能力と資金力に見合った賢明な取り組みをすることが何より大切なのです。

一攫千金を夢見て身投げをすれば、取り返しのつかない痛手を被るだけです。常に慎重さを心がけ、理不尽な約束には騙されないよう自戒する必要があります。

投資は一夜漬けでは身に付きません。

しかし、この「ジーニアスブラックボックス」のような怪しげな商材を手にとれば、失望と無駄な出費を味わうだけに終わってしまうでしょう。

本当に投資を学び、ステップを踏んで着実に腕を磨いていく姿勢こそが、最終的な成功への道標となるはずです。

そのためにも、このような疑わしい案件には手を出さず、堅実な方法を選択することが賢明だと言えるでしょう。

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