ビリオネアワンで13年で13億円稼げるの?(クロスリテイリング、Logical Forexの評判は劣悪)

ビリオネアワンは、クロスグループ(クロスリテイリング社)関連企業が開発したとされるFXの自動売買システムです。

「1クリックで億の所得を狙う」ことができ、13年後には13億円の資産を手に入れられるとうたわれています。

しかし、このような誇大な広告文句から、ビリオネアワンは明らかに怪しいシステムだと感じざるを得ません。

利用不可なツールを買わされる?

このシステムは、主にニュージーランドドル(NZD)やオーストラリアドル(AUD)を対象に自動売買を行うものですが、多くのFX業者が外部の自動売買ツールの利用を禁止しているため、実際に利用できるかどうかは疑問視されています。

また、このツールの勝率がどの程度なのか不明確であり、そのため「怪しい」と指摘されているのも無理からぬことでしょう。

一般に、自動売買ツールは「悪質」や「詐欺」と見なされることが多く、ビリオネアワンもその例外ではありません。

もしも本当にこのツールで何億円も稼げるのであれば、開発者側が自らツールを利用し続けるはずです。

他人に教えて販売するメリットは乏しいと考えられるためです。

ビリオネアワンの本当の目的は、ツール自体の販売ではなく、有料の設定方法を教える動画コンテンツの販売にあると推測できます。

そして、その後は30万円の搾取

実際、ビリオネア・ワンのツール自体は無料で入手できるようですが、設定方法を学ぶための有料動画コンテンツには1万円から30万円程度の料金がかかるとのことです。つまり、実質的には有料のシステムなのです。

ただし、その設定方法を教えられたところで、本当に利益を上げられるかどうかは定かではありません。

ビリオネア・ワンの販売は株式会社Works Agencyが行っていますが、ツールの開発はクロスグループ関連企業が担当したと言われています。

クロスグループは過去に「一攫千金のFX黄金律」など、複数の自動売買ツールを開発しており、それらが「怪しい」や「詐欺だ」と批判されてきた経緒があります。

このような評判の悪い企業グループが開発に関わったビリオネアワンへの信頼性は、残念ながら高くはないと言えるでしょう。

クロスグループの会社概要を見ると、本社を東京都墨田区に置き、山口孝志氏が創業者となっています。

しかし、このグループには関連会社が複数存在するため、全容を完全に把握することは難しい状況にあります。Works Agencyについても、特商法の表記からはクロスグループの関連会社である可能性が高いことがうかがえます。

なぜなら、Works Agencyの住所がクロスグループと同じであり、両者の関係が深いと考えられるからです。

評判劣悪なLogical Forexとの絡み

一方、ビリオネアワンの開発元は株式会社Logical Forexとされていますが、この企業は業界内で悪評が絶えません。

Logical Forexに対しては、顧客から集団での返金訴訟を準備する動きさえあり、弁護士事務所が「Logical Forexの返金に強い弁護士」を広告するほどだったのです。

Logical Forexもクロスグループの関連会社であり、いずれも悪質な自動売買ツールの開発を手がけていると指摘されています。

ここまでの事実を踏まえれば、ビリオネア・ワンを安心して利用することは難しいと言わざるを得ません。

しかし、もし既に購入してしまった場合、返金やクーリングオフについて気になるところでしょう。

ただし、WEB上での購入ではクーリングオフ制度が適用されないことが多く、Works Agencyの特商法表記を見ても返金に関する記載は一切ありません。つまり、購入代金を返金してもらえる可能性は非常に低いと考えられます。

加えて、ビリオネア・ワンの責任者は「谷野稜」なる人物とされていますが、この人物についてWEB上に信頼できる情報は見つかりませんでした。

FX業界で著名な方でもないようですし、13年で13億円の利益を出せるシステムを開発できる人物かどうかは全く不明です。

そもそも、その売り文句自体が到底信じがたい誇大なものであり、ビリオネア・ワンの実体は怪しいものだと映ります。

以上の理由から、ビリオネア・ワンは怪しい自動売買システムであり、利用は控えるべきだと言えます。

このシステムを展開しているのは、評判の悪いクロスグループやLogical Forexといった企業グループであり、返金対応がされない可能性も高いことが危惧されます。

さらに、責任者の情報も不明確で、その実体さえ怪しいのが実情です。誇大な広告文句に惑わされてはなりません。自動売買ツールには多くのリスクが潜んでいることを肝に銘じ、十分に注意を払う必要があるでしょう。

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