「セブンプロジェクト(7PROJECT)」は、加藤浩司という人物が主催する投資案件です。
YouTubeの広告などで”毎日7万円”や”1ヶ月200万円の収入”が約束されており、SNSでも大々的に宣伝されています。
具体的には、LINEでの通知をタップするだけで投資が行われ、確実に利益が出るとうたわれています。
しかしこの案件には、多くの危険な側面や不審な点が存在します。
法律面で問題あり?
まず根本的な問題は、このようなLINEでの一方的な通知による”投資”が、法的な観点から問題があるという点です。
投資においては適切な登録を行い、顧客への”投資助言”が認められている必要があります。
にもかかわらず、セブンプロジェクトはそうした法的根拠を一切公開しておらず、無許可の非合法な営業活動である可能性が極めて高いのです。
さらにセブンプロジェクトのウェブサイトを見ても、運営企業の情報がほとんど開示されていません。
会社名はBPOINT PTEL.LTD.とシンガポールの法人であることが分かりますが、それ以外の連絡先や責任者などの情報は一切ありません。
つまり実体の分からない組織が、投資という金銭を動かすハイリスクな事業を行おうとしているのです。
サイト上の稼げる”根拠”についても、具体性が一切なく単なる宣伝文句の羅列に過ぎません。
誇大広告のオンパレード
“5年の歳月をかけた独自システム”だの”世界的な投資家も推奨”だのと主張していますが、それらの詳細は一切示されていません。
また”実践者1万人以上”とも書かれていますが、稼げた実績を示す参加者の証言は一切出てきません。
セブンプロジェクトでは、最終的に198,000円ものお金を払わされる見込みです。
これは”特別価格”と言われていますが、実態の伴わないシステムに対して高額過ぎます。
払った会員には、
「SEVENシステム永年利用」
「無制限サポート」
などの特典が約束されますが、中身が不明な以上、それらの約束の実質的な価値も疑わしくなってしまいます。
セブンプロジェクトの正体が、FXの自動売買システムであることが判明しています。
FXの自動売買は、一時的には勝ち続けられるかもしれませんが、長期的に確実に勝ち続けられるシステムは存在しません。
しかしセブンプロジェクトは「再現性100%」と胡散臭い宣伝をしています。過去にも同様のFX自動売買システムは多数販売されてきましたが、最終的にほとんどが詐欺であることが判明しています。
悪評まみれの加藤浩司さん
セブンプロジェクトの主催者である加藤浩司は、過去にも”マネパン”や”ファイアー”など、評判が悪い投資案件を次々と販売してきた人物だと指摘されています。
そして実際、ネット上に加藤浩司が関係する案件の被害の声が数多く上がっています。
FXシステムが機能しなかったために大金を失った、金を払ったあとに連絡が付かなくなった、など深刻な被害の実態が見て取れます。
ただし加藤浩司という名前自体、有名人の名前を夥しく変えたニックネームである可能性が高く、悪評を避けるための手口とも考えられます。
このように、セブンプロジェクトには法的な問題、実態の不明さ、主催者の信用性の欠如、架空の宣伝など、様々な不審な点が積み重なっています。
まとめ
実際に参加してみると、具体性のないまま高額な費用を要求されてしまうという、典型的な詐欺商法のパターンが浮かび上がってきます。
実体の伴わない甘い約束とホームページの宣伝にだまされてしまえば、最終的にお金を失う被害に遭う可能性が極めて高いのです。
投資には確かにリスクが伴いますが、セブンプロジェクトのようなケースは、リスクを謳っているだけでなく、実質的に詐欺の疑いがある危険な案件だと断言できます。
法的根拠がなく、運営体制が不明で、主催者にも信用性がなく、宣伝内容にも具体性がない。こうした危険信号が全て重なっているのですから、手を出してはいけません。
ビジネスやお金を稼ぐ機会には、確かにチャンスとリスクの両面があります。
しかし、セブンプロジェクトのようなケースは、リスクを謳っているだけでなく、実質的に詐欺まがいの危険な案件だと考えられます。言葉巧みな宣伝に惑わされてはいけません。
運営体制の透明性や、具体的な手法の開示、実際の実績など、様々な点を詳細に検証する必要があります。そうした姿勢を持ち続けることが、詐欺的な案件から身を守ることにつながります。
一人一人がセブンプロジェクトのような怪しい業者の姿勢を見抜く目を養うことが重要です。
そうしたメディアリテラシーの醸成から、健全な投資やビジネスの土壌が育っていくはずです。
危険な業者を排除し続けることによって、信頼できる優良な案件が選ばれるようになるでしょう。そのためにも、一人一人が冷静な判断力を持ち続けることが何より大切なのです。
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